犬を飼うならどの犬種がおすすめ?初心者が知っておきたい選び方のポイント

「これから犬を飼いたいけれど、どの犬種を選べばいいかわからない」

犬を迎えることを考え始めると、柴犬やトイプードル、チワワ、ゴールデン・レトリーバーなど、たくさんの犬種が候補に挙がります。

見た目の好みだけで選びたくなりますが、犬種によって性格の傾向や運動量、抜け毛、必要なケア、飼いやすさは大きく異なります。

特に初めて犬を飼う場合は、「自分が飼いたい犬」だけでなく「自分の生活に合う犬」を考えることが大切です。

この記事では、初心者が犬種を選ぶときに確認したいポイントや、代表的な犬種の特徴についてわかりやすく解説します。

目次

初心者におすすめの犬種は「飼い主の生活によって違う」

最初に結論を言うと、「初心者にはこの犬種が一番おすすめ」という答えはありません。

犬種ごとに特徴があり、飼い主の住環境や生活スタイルによって向き・不向きが変わるからです。

たとえば、

  • マンションで暮らしている
  • 共働きで日中は家を空ける
  • 毎日しっかり散歩できる
  • 抜け毛の少ない犬がいい
  • 犬とのんびり過ごしたい
  • しつけを楽しみながら取り組みたい

など、希望によって適した犬種は変わります。

「人気だから」「かわいいから」という理由だけで決めるのではなく、犬を迎えた後の生活までイメージして選ぶことが重要です。

犬種選びで確認したい7つのポイント

犬種を選ぶときは、次の7つをチェックしてみましょう。

1.犬の大きさ

まず考えたいのが、成犬になったときの大きさです。

犬には小型犬・中型犬・大型犬などさまざまなサイズがあります。

小型犬なら抱っこや移動がしやすい一方、大型犬は広い生活スペースや十分な運動量が必要になる傾向があります。

また、大型犬は食事量や医療費なども大きくなることがあります。

「子犬の今は小さいから大丈夫」ではなく、成犬になったときのサイズを基準に考えることが大切です。

2.必要な運動量

犬種選びでは、散歩や運動にどれくらい時間を使えるかも重要です。

犬によって必要な運動量には大きな差があります。

たとえば、もともと狩猟や牧羊などの仕事をしていた犬種は、体を動かすだけでなく頭を使う遊びやトレーニングも必要になる場合があります。

「小型犬だから運動は少なくていい」とも限りません。

毎日どのくらい散歩できるのか、休日には犬と一緒に遊ぶ時間を作れるのかを考えてみましょう。

3.性格や行動の傾向

犬種には、それぞれ歴史的な役割や目的があり、それが性格や行動の傾向に影響しています。

たとえば、

  • 人と一緒に活動することを好みやすい
  • 独立心が強い
  • 警戒心が強い
  • 遊び好き
  • 活発でエネルギッシュ
  • 比較的穏やか

など、犬種によって傾向があります。

ただし、犬種だけで性格が決まるわけではありません。

同じ犬種でも、個体によって性格は異なります。

犬種の特徴は「傾向」として理解し、実際の性格はその犬自身を見ることが大切です。

4.抜け毛やお手入れ

犬を飼う前に意外と見落としやすいのが、被毛のお手入れです。

犬種によって抜け毛の量や毛質、必要なトリミングの頻度などが異なります。

たとえば、抜け毛が気になる家庭では、抜け毛が比較的少ない犬種を選ぶ方法があります。

一方で、抜け毛が少ない犬種でも、定期的なトリミングやブラッシングが必要な場合があります。

「毛が抜けにくい=手入れが不要」ではありません。

5.しつけのしやすさ

初めて犬を飼う場合、「しつけやすいかどうか」も気になるポイントでしょう。

ただし、犬種だけを見て「この犬種なら簡単」と考えるのはおすすめできません。

犬のしつけには、犬種だけでなく個体の性格、年齢、育った環境、飼い主の教え方なども関係します。

どの犬種を迎えても、トイレや社会化、噛み癖、吠えなどについて基本的なしつけが必要になります。

6.留守番の時間

共働きなどで日中に家を空ける場合は、留守番についても考えておきましょう。

犬は人とのコミュニケーションを必要とする動物です。

「犬種を選べば長時間の留守番も問題ない」と考えるのではなく、自分の生活リズムで犬にどの程度時間を使えるのかを確認しましょう。

必要に応じて、家族やペットシッター、犬の預かりサービスなどを利用する方法もあります。

7.寿命や将来の費用

犬を迎えるということは、数年だけ一緒に暮らすということではありません。

犬種によって体格やかかりやすい病気などに傾向があり、必要になるケアも変わります。

また、犬が年齢を重ねると、医療費や介護用品などの費用が増える可能性もあります。

犬種を選ぶときは、「今飼えるか」だけではなく、10年以上先まで一緒に暮らせるかを考えておきましょう。

初心者に人気の代表的な犬種と特徴

ここからは、初めて犬を飼う人にも候補になりやすい代表的な犬種を紹介します。

ただし、「おすすめ度」をランキングにするのではなく、それぞれの特徴を理解するための参考として見てください。

トイ・プードル

トイ・プードルは、コンパクトな体格と特徴的な巻き毛で人気の高い犬種です。

人とコミュニケーションを取りながら過ごすことを好む傾向があり、遊びやトレーニングにも取り組みやすい犬種の一つです。

一方で、被毛は伸び続けるため、定期的なトリミングが必要です。

また、体が小さいからといって運動が必要ないわけではありません。

向いている人

  • 犬とコミュニケーションを取りたい
  • しつけやトレーニングを楽しみたい
  • 定期的なトリミングに通える

チワワ

チワワは犬の中でも非常に小さな体格が特徴です。

室内で暮らしやすく、抱っこなどで移動しやすいことも魅力です。

一方で、体が小さいからこそ、扱いには注意が必要です。

また、警戒心が強く、環境や人・犬に対して吠えることがあるため、子犬のころから適切な社会化を意識することが大切です。

向いている人

  • 小型犬と暮らしたい
  • 室内で一緒に過ごす時間を大切にしたい
  • 小さな体の犬を丁寧に扱える

柴犬

日本犬の代表的な犬種として知られる柴犬。

自立心があり、飼い主と適度な距離感を保ちながら過ごすことを好む個体もいます。

一方で、誰にでも従順というタイプとは限らず、犬の性格を理解したうえで丁寧に関係を築くことが重要です。

また、換毛期には大量に毛が抜けることがあります。

向いている人

  • 柴犬の性格や特徴を理解して飼いたい
  • 毎日の散歩を継続できる
  • 犬の個性に合わせて接することができる

ミニチュア・ダックスフンド

ミニチュア・ダックスフンドは、胴長短足の特徴的な体型で知られています。

活発で遊び好きな個体も多く、毎日の散歩や遊びの時間を確保することが大切です。

また、特徴的な体型から、階段や高い場所からの飛び降りなどには注意が必要です。

室内環境を整えることも、飼育するうえで重要になります。

向いている人

  • 活発な犬と遊びたい
  • 毎日の運動時間を確保できる
  • 犬の体型に配慮した住環境を作れる

ポメラニアン

ポメラニアンは、小さな体と豊かな被毛が特徴の犬種です。

活発で遊び好きな個体も多く、室内遊びだけでなく適度な散歩も必要です。

被毛が豊かなため、ブラッシングなどの日常的なケアも欠かせません。

また、警戒して吠えることがあるため、子犬のころから社会化やしつけを行うことが大切です。

向いている人

  • 小型犬と活発に遊びたい
  • ブラッシングなどのケアを続けられる
  • しつけに継続して取り組める

ゴールデン・レトリーバー

ゴールデン・レトリーバーは、大型犬を代表する人気犬種の一つです。

人との活動を好む傾向があり、家族と一緒に遊んだり出かけたりする生活に向いています。

ただし、大型犬なので十分な運動量と生活スペースが必要です。

子犬のころはかわいらしいサイズでも、成犬になると大きく成長します。

大型犬を迎える場合は、住環境だけでなく、食費や医療費、介護まで含めて考えておきましょう。

向いている人

  • 犬とたくさん遊びたい
  • 毎日十分な運動時間を確保できる
  • 大型犬を飼える住環境がある

「小型犬なら初心者向き」とは限らない

犬種選びでよくある誤解が、「小型犬なら飼いやすい」という考え方です。

確かに小型犬は、食事量や必要な生活スペースなどの面で大型犬とは異なるメリットがあります。

しかし、小型犬にも犬種ごとの性格や運動量があります。

また、体が小さいからこそ、抱き方や家具からの落下などに注意が必要な場合もあります。

犬のサイズだけで飼いやすさを判断しないことが大切です。

「初心者に向いていない犬種」はある?

「初心者だから、この犬種は絶対に飼ってはいけない」という考え方も適切ではありません。

どの犬種にも、それぞれ魅力と飼育上の注意点があります。

ただし、運動量が非常に多い犬種や、強い作業意欲を持つ犬種などは、犬との生活に十分な時間を使えない家庭では負担が大きくなる可能性があります。

反対に、犬種の特徴をよく理解し、必要な運動やトレーニング、ケアを継続できるのであれば、初心者でもその犬種と良い関係を築ける可能性があります。

大切なのは「初心者向けランキング」だけを見るのではなく、その犬種に必要な生活を自分が提供できるかを考えることです。

犬種を決める前に「自分の生活」をチェックしよう

犬種選びに迷ったら、次の質問に答えてみてください。

  • 住んでいる家は犬を飼える環境か
  • マンションの場合、飼育できる犬のサイズや頭数に制限はないか
  • 1日にどのくらい散歩できるか
  • 留守番は何時間程度になるか
  • 毎日犬と遊ぶ時間を作れるか
  • ブラッシングやトリミングを継続できるか
  • 家族全員が犬を迎えることに賛成しているか
  • 毎月の飼育費を無理なく負担できるか
  • 病気や高齢になったときの医療費を考えているか
  • 10年以上先まで犬と暮らす覚悟があるか

この条件を書き出してから犬種を探すと、自分の家庭に合った犬種を見つけやすくなります。

「見た目」だけで犬種を決めないことが大切

犬を選ぶとき、見た目に惹かれるのは自然なことです。

「この犬種がかわいい」
「この顔が好き」
「SNSで見て憧れていた」

という気持ちは、犬を迎えるきっかけとして大切です。

しかし、犬との暮らしは見た目だけでは決まりません。

たとえば、憧れていた犬種が実は非常に活発で、毎日長時間の運動が必要だったとします。

その生活を何年も続けることが難しければ、飼い主にとっても犬にとっても負担になってしまいます。

「かわいい」から「一緒に暮らせる」へ視点を広げることが、犬種選びでは重要です。

犬種だけでなく「その犬自身」を見る

犬種を決めた後も、実際に迎える犬の性格を見ることが大切です。

同じ犬種でも、

  • 活発な子
  • おっとりした子
  • 人が大好きな子
  • 少し慎重な子
  • 他の犬が好きな子
  • 一人で過ごすのが得意な子

など、性格はさまざまです。

ブリーダーや保護施設などから犬を迎える場合は、その犬の性格や生活環境についてできるだけ話を聞いてみましょう。

「犬種としてどうか」だけではなく、「この犬と自分の生活は合いそうか」という視点を持つことが大切です。

まとめ|初心者の犬種選びは「自分の生活との相性」が重要

犬を飼うならどの犬種がおすすめなのか。

その答えは、飼い主の生活スタイルによって変わります。

犬種を選ぶときは、見た目や人気だけで決めず、

  • 成犬になったときの大きさ
  • 必要な運動量
  • 性格の傾向
  • 抜け毛やお手入れ
  • しつけ
  • 留守番時間
  • 飼育費や将来の医療費

などを総合的に考えましょう。

そして最後に忘れてはいけないのが、犬種の特徴はあくまで傾向であり、一頭一頭に個性があるということです。

「人気の犬種だから」ではなく、「この犬となら無理なく一緒に暮らせそう」と思える犬を探すこと。

それが、これから始まる犬との暮らしを楽しく、長く続けるための大切な第一歩です。

よくある質問

Q.初心者には小型犬がおすすめですか?

小型犬は生活スペースや移動の面で飼いやすい場合がありますが、小型犬だから必ず初心者向きとは限りません。犬種ごとの運動量や性格、必要なケアを確認しましょう。

Q.一人暮らしでも飼いやすい犬種はありますか?

犬種だけで判断することはできません。仕事などで家を空ける時間、散歩時間、犬と過ごせる時間、留守番環境などを含めて考える必要があります。

Q.毛が抜けにくい犬種なら掃除は楽ですか?

抜け毛が少ない犬種でも、定期的なブラッシングやトリミングが必要な場合があります。「抜け毛が少ない=手入れが不要」ではありません。

Q.犬種によってしつけの難しさは違いますか?

犬種による性格や行動の傾向はありますが、個体差も大きくあります。犬種だけで「しつけやすい・難しい」と決めつけず、その犬の性格や飼育環境に合わせて接することが大切です。

Q.犬を選ぶときに一番大切なことは何ですか?

「その犬に必要な生活を、自分が長期間提供できるか」を考えることです。散歩、食事、しつけ、ケア、医療などを含め、10年以上先の生活までイメージして選びましょう。

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